IP/IT Law 日誌

IP/IT(知的財産及び情報通信)に関する法律について情報発信をしていきます。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Tariff Act 337条概要

知的財産権を侵害する製品の輸入取締において、税関の役割は事情に重要です。例えば日本では、主に権利者からの申し立てがある場合に、知的財産権侵害品の輸入を税関が差し止めるという制度が設けられ、商標権を中心に活用されているところです。知的財産権…

Nominative Useの訴訟法上の扱い

「○○ブランド、こちらで販売します」といった宣伝文句中での商標(○○)の使用は、真正品を販売するためであっても商標権侵害になるでしょうか。いろんな切り口からの考え方があり得ますが、米国では、その一つとして、Nominative useの問題が検討されます。…

パブリシティ権侵害と表現の自由(Brown v. Elec. Arts)

日本の知的財産権法実務では、表現の自由が明確に抗弁として提出されるようなことはあまりないかと思いますが、米国では、知的財産権の侵害訴訟において、表現の自由で保護された表現であって、侵害を構成しないという反論がなされ、実際に認められています…

Copyright Preemption (Orioles v. MLB Players)

Copyright preemptionとは 米国著作権法は、その301条(a)において、著作権法が対象とする事項については、連邦法たる米国著作権法のみが適用され、それらの事項について、州の制定法及びコモンローが定めることは出来ず、それらに基き権利が認められることは…

日弁連意見書(知財高裁大合議)

前のブログからの引っ越しを考えている間に、書き留めておきたいことが出てきたので、先にアップしてしまいたいと思います。 日本版アミカスクリエ 世界中で注目を集めているサムソン社とアップル社の特許訴訟ですが、日本でも、東京地裁がFRAND宣言に言及し…

ブログ開設

ブログを開設しました 他のブログから引っ越しまして、はてなブログにて、知的財産権法及び情報通信法についてのブログを始めることにしました。はてなブログは、記入方法、特に脚注を付けやすい点が、気に入っています。プロフィールのアップデートや内容の…